<新>塾に到着本、ナナメ読み

「ありがとう」と「おしゃべり」のレシピ集!

辻調からの最新刊2冊の紹介です。

 

「ありがとうのレシピ」。

これは、テレビ朝日「二人の食卓」から生まれた料理本です。

 

男のひとが、女の人に感謝の気持ちをこめて料理を作る。そんな番組です。

 

料理写真を、なんだか、すぐに作りたくなるような、そんな料理本です。

 

詳しくはこちらを。

http://tsujicho.com/books/archives/387

 

 

もう一冊。

 

おなじみ、「上沼恵美子のおしゃべりクッキング 28巻」。

 

シリーズも、すでに28巻目。

 

辻調の先生によるオリジナル・レシピ集です。どれも、簡単だけど、プロの隠し技がきらりと光るものばかり。

 

詳しくはこちらを。

http://tsujicho.com/books/archives/381

ついに登場「料理検定 1級」

三段階の級が勢揃い!
三段階の級が勢揃い!

大阪あべの辻調理師専門学校・料理検定委員会の「料理検定」。

 

ついに、1級の公式問題集の登場(評論社)です。

 

検定試験は、1、2、3級ともに11月15日に東京・名古屋・大阪で受検できます。そのた、団体受検(一定条件をクリアした10名以上の団体)や、在宅受検できる「ファミリー級」なんていうのも新設されています。

 

詳しくは、こちらを(って、カンペキ、CMで失礼しましたぁ〜w)。

 

http://ryouri-kentei.jp/

 

では、ここで問題。

 

「椀物の吸い口の別名でないのはどれですか。」

A 皇頭 B 鶴頭 C 香頭

 

「『バリグール風』の主材料に使う野菜はどれでしょう。」

A トマト B ズッキーニ C アーティチョーク

 

「一般的に中国で寿宴(ショウイェン)といわれる祝宴の目的は何でしょう。」

A 結婚を祝う B 誕生を祝う C 出世、栄転を祝う

 

「フグがもつ毒は何と呼ばれているでしょう。」

A テトドブロムヘキシン B テトロイドキシン C テトロドトキシン

 

出題範囲は、和洋中の料理関連から食材の分野。また、ときには、古典のなかの食文化に関する知識を問う問題も登場。

 

さあ、皆さんにとっては、簡単ですか?

 

こちらでも例題にチャレンジできます。

 

http://ryouri-kentei.jp/textinfo/challenge_1/index.html

 

 

 

 

 

『三ツ星のスペシャリテ 4』谷古宇剛(小学館)

comicsシリーズ4巻目です
comicsシリーズ4巻目です

「週刊少年サンデー」に連載されていたフレンチの料理人をテーマにした漫画です。

 

監修に、「エコール 辻 東京」の秋元真一郎・西洋料理教授が担当しています。

 

今回は、ポール・ボキューズの定番スペシャリテ「鱸のパイ包み焼き」が登場。

 

また、「川カマスのクネル」という、フランス・リヨンの郷土料理まで登場(辻調フランス校の定番メニューでもあります)。

なかなか、しぶい展開です。フレンチ好きには見逃せないシリーズです。

 

まだ、お読みでない方は、ぜひ1巻からまとめ買いをどうぞ(笑)。

「辻調が教えるおいしさの公式」日本料理

シリーズ3冊目
シリーズ3冊目

お菓子、西洋料理にひきつづき、第3弾、日本料理の登場です。

 

ただのレシピ本ではない、料理法の「なぜ」に迫りながら「おいしさの公式」を納得していただきます。

 

どうぞ、手に取ってみて下さい。

 

9月には、シリーズ完結編の「中国料理」の登場です。

 

 

 

 

『レシピブログで夢をかなえた人たち』

いま話題のレシピブロガーのお話
いま話題のレシピブロガーのお話

『レシピブログで夢をかなえた人たち』

井垣留美子・著 レシピブログ・監修

ビレッジブックス・発行

(¥740+税)

 

 

8月4日の「日本フードジャーナリスト会議」に参加したら、もれなくもらえたのが、この本。

 

いまや世界のブログで一番多く使用されている言語は、英語を抜いて日本語なのだそうだ。

 

とにかく、日本人はブログ好き。そのなかでも、とくに、料理のブログが盛況。

 

そして、ついには、その料理ブログからデビューしたブロガーたちのなかから、

大ベストセラーをたたきだすカリスマ料理ブロガーも誕生しているらしい。

 

なかでも、「こうちゃん」こと相田幸二さんのレシピ本『こうちゃんの簡単料理レシピ』(宝島社)はシリーズ累計で190万部を突破したそうだ。まさに、プログレシピ本ブームのさきがけとなった。

 

この本では、さまざまなレシピのブロガーたちが紹介されている。

 

みなさん、いわば「素人」として、日常の生活のなかから、日記のようにレシピを創作し発表している。それは、これまでのプロの料理人や料理研究家の聖域だったエリアに、敢然と素人が参入しある種の成功を収めている、ということなのだろう。

 

一時、小説の世界でも、素人のケータイ小説が出版されベストセラーになったということがあった。

ところが、小説の世界では、その後、素人がそのままもてはやされるということでもないようだ。ある種、ケータイ小説は一時のブームで終わりそうな気配。

 

いっぽう、レシピブロガーたちの勢いは、ケータイ小説ブームに比べて明らかに根強いものがあるようだ。

 

理由はいろいろあるのかもしれないが、やはり、料理レシピの「プロ」というものが作るレシピと、素人が素人のために作るレシピという分野での棲み分けのような者が成立しているような気配だ。

 

私自身は、プロの料理人を育てる教育機関に属しているので、まさに、プロの牙城なわけだが、こういう時代だからこそ、素人にはできない、プロでしか作れないレシピというものを、ますます洗練化させる必要があるような気がする。

プロが、素人がはやっているからと、安易に真似してもだめだろう。

それよりも、今の時代に求められている「プロにしかできないこと」は何かを徹底的に掘り下げる(それは、基本だったり、伝統や地方の再発見だったり、さらには新しいモードの提案だったりするだろう)必要があるんだろう。

 

そんなことを、昨日の日本ジャーナリスト会議でのお話を聞いたり、この本を読んで、つらつら考えました。

 

 

『稲作漁撈文明 長江文明から弥生文化へ』

吉田喜憲さんの新著
吉田喜憲さんの新著

『稲作漁撈文明 長江文明から弥生文化へ』(雄山閣)

 

新聞で書評がでていたときから気になっていた本です。

 

著者の安田喜憲さんは、国際日本文化研究センターの教授。

 

「環境考古学」という分野の専門家が書いた本書は、動物文明=稲作牧畜文明と植物文明=稲作漁撈文明という二つの対立のなかで、文明史を再考察すると、帯にあるように、壮大なテーマの大著である。

 

しかも、二つの文明のうち、稲作漁撈文明の価値を再発見していくことで、そのことが地球環境の保全につながる、という、きわめて現在的なテーマにつながっているらしい(と、推量で書いているのは、もちろん、まだ、本書を読破してないからです)。

 

日本の食、食文化を海外に発信するときに、いつもぶつかる定義の問題。そもそも、日本料理、日本の食文化を、東アジアのなかで、大陸とも半島とも違う、この列島の独自性は何かと考えたときに、いつも漠然と思い当たるのは、日本における「稲作」の独自性のような気が、漠然としていて、そのことへの、何かしら、力強い学問的な示唆が、この本にあるのでは、と思い「新<塾>」のライブラリーに購入した次第です。

 

しかし、考古学の世界(あるいは、その周辺の科学的解析の発達)はすごいですね。稲作の起源が5000年前くらいの雲南省だと考えられていたのが、一万年以上前に長江流域で稲作が始まっていた、と。

 

そして、最新のDNA解析などによって、日本列島への水田稲作の伝播は、「確実に縄文時代晩期の3000年前にまでさかのぼる。」焼畑のような状態での稲作伝播は、さらに縄文時代後期の4000年前くらいまでさかのぼれるのだ、という。

 

6000年、あるいは5000年の時代をかけて、今日にいたるまで、毎年毎年、人為的に行なわれてきた「稲作」という営みが、この列島の食文化を語るうえで欠かせないやはり中核をなすものである、という今更ながらの思いが胸に迫ってきます。

 

というわけで、まだまだ、拾い読みの段階ですがすでにわくわくさせられる著作です。 

 

出版社:雄山閣 ¥5,040

 

 


 

『ポケット・ワイン・ブック 第8版 2009/2010』

ヒュー・ジョンソンのワインガイド決定版
ヒュー・ジョンソンのワインガイド決定版

 ワイン研究家として世界的に有名なヒュー・ジョンソン。

彼は、故・辻静雄の古い友人でもあった。

 

その彼が手がける、1977年の初版以来、世界で累計1000万部以上の売上げを誇るポケット版ワインガイドの邦訳最新版。

 

この本の日本語翻訳版は、辻静雄料理教育研究所が当初から担当しています。

 

ヨーロッパ、北・南米、オーストラリア、アフリカ、中近東からアジアまで、世界各地のワインと生産者6000余を紹介。

ポケットサイズの中に膨大なワイン情報のエッセンスを凝縮したこのガイドです。

 

ちなみに、ワインの大家ヒュー・ジョンソン氏の目の前で食事中、居眠りしてしまったのは、私です(トホホな思い出です)。

 

ヒュー・ジョンソン 著 辻静雄料理教育研究所

発行年月日 2009年7月25日 

出版社 早川書房(定価4500円+税)

 

 

 

 

ちくま文庫から、「辻調が教えるおいしさの公式」シリーズが刊行

「おいしさの公式」ってタイトルが新鮮です。
「おいしさの公式」ってタイトルが新鮮です。

6月に「西洋料理」。

 

7月に「洋菓子」。

 

このあと、「日本料理」「中国料理」も続きます。

 

たんなるレシピ本ではなく、「おいしさ」を支える公式に迫る読む料理本です。

 

ぜひ、お手にとって見て下さい。

辻調の本の情報は、こちらにもあります。

http://tsujicho.com/books/ 

 

 

 

 

『みんな満足 ご馳走おつまみ』

美味しそうな表紙
美味しそうな表紙

辻調<新>塾の常連メンバーの木原美芽さんが編集担当した本です。

 

『みんな満足 ご馳走おつまみ林幸子・著。二見書房・刊。

 

ずばり、お酒にあうおつまみの数々。

 

読んでいるだけで、もう、呑みたくなります。

 

著者はもちろん、編集者もカメラマンもみんな呑むのが大好きで、なりよりも食べることに愛を感じていらっしゃる面々とお見受けしました。

 

レシピもシンプルで作りやすそうです。